子供たちに安心して暮らせる知恵を/田端健二

一級建築士事務所(株)モスハウス田端、代表の田端健二と申します。

「無添加住宅」という新建材を一切使用しない、自然素材で建てる注文住宅の設計施工を神戸市で営んでおります。

本業の傍ら、8年ほど前から兵庫県建築士会と神戸市教育委員会とが合同で作った「住教育支援チーム」の一員として、神戸市内の小中高校を中心に「地震に備えた住まい方」等の出前授業をしています。


 私自身は神戸生まれの神戸育ちですが、両親がともに五島市岐宿町の出身。なので、DNAは100%五島人。

近所には両親の兄弟も沢山住んでおり、毎年正月には30人近い親戚一同で集まり近場で一泊しています。

ほぼ五島列島の血が流れている人たちの集まりです。

大学時代の4年間、長崎市で過ごしたこともあり、長崎出身といっても過言ではない生い立ちです。


五島にハマったのは家族が出来てから

小さな頃から親の帰省時に五島へたびたび行っていましたので、五島の魅力は分かっているつもりでした。

ところが、大学生、社会人となってからは冠婚葬祭で行く程度となり、特に結婚してからは長く訪れることがなくなっていました。4、5年前から、自分たちのルーツである五島列島に息子達を連れていきたいと思いはじめ、3年前の夏、初めて妻と息子たちを連れて五島へ行くことができました。そのときの子供や妻の感動ぶりを目の当たりにし、五島の魅力を改めて再認識しました。

その翌年も家族旅行は全員総意で五島へ。五島で食べた美味しい味が忘れられず、旅行から帰ってもお取り寄せ。塩・五島うどん・かんころもち・干物に天ぷら・ウニ…。近くで長崎物産展、九州物産展があると聞くと駆けつけ、またまた五島の名産品を買って帰る。

私たち家族を虜にした一番の要素は「食」であることは間違いないかと…。

建築家の知識を五島の子供たちへ

五島列島の子供達は、高校を卒業すると就職・進学の為に島を出ることが多いと思います。地震とはほぼ縁のない五島で暮らしていた子供達は、地震対策や安全に暮らすための工夫について学ぶ機会が少ない。関東、関西その他地域も「南海トラフ地震」や「都市直下型地震」がいつ起きてもおかしくない時期に入ったと言われている今、地震の少ない五島でも、私が神戸でしている防災の授業をする意味があるのではないか。

そう思い立ち、役場や各校の先生方に協力していただいて、2017年12月「地震に備えた住まい方」の出前授業を五島市内の小中高の計4校で開催することができました。

今年も「GOTOIST」のひとりとして、五島の学校でお話しをさせていただき、五島の子供たちが島外で少しでも、安心安全に暮らせるためのお手伝いができればと思っています。

今年の家族旅行の行先も、五島に決定。行ったところを極めるか、まだ知らぬ新スポットを巡るか、詳細は思案中。家族旅行では、五島の食レポが中心になりそうです。

仕事仲間やお客様にも五島の特産品を紹介することが多いのですが、今年は「GOTOIST」として、さらに深く熱く五島の魅力をPRしたいと思います。

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